自然志向の高性能集塵脱臭装置「グローバルクリーン」低コストで実現する環境保護対策
排出ガスから有害物質を吸着させる技術に、電気集塵の力をプラス。メンテナンスフリーで驚異的な清浄力。

グローバルクリーン集塵ユニットで集塵されたガスは微粒子まで取り除かれます。
近年、大気汚染による光化学スモッグの発生、工場から排出される、光化学の反応物有機溶剤等が問題になっています。また生活環境を阻害する種々の悪臭の発生も同様に問題になっています。
法規的にも「炭化水素規制」「悪臭物質規制」等が制定されており、環境の浄化が厳しく求められるようになってきました。排出される有害な物質や悪臭を、外部に出さないように処理する必要があります。
脱臭装置としては古く(1970年頃)から直火燃焼方式があり、これが一般的な処理方法でしたが、その後はスクラバー方式、触媒燃焼方式、吸着方式、生物脱臭方式等が開発されて今日に至っています。主流となる方式は、その時々の社会の風潮により移り変わってきました。 近年も直火燃焼方式を採用されるケースもまだまだ少なくありませんでしたが、燃費や排出ガス(CO2(炭酸ガス[二酸化炭素])、NOx(窒素酸化物))がエコへの意識の高まりとともに問題視されるようになってきました。 当社が新しく開発したグローバルクリーンは集塵と脱臭を同時に行う集塵脱臭装置です。イニシャルコスト・メンテナンス費用の安さ、排出ガスに含まれる汚染物質が限りなく0に近いほどに清浄化されていることが評価され、徐々にですが採用する企業が増えてきました。
ガスクロマトグラフィー(ガスクロ)による成分分析

大阪本社に2015年新たにガスクロマトグラフィーを設置導入。
排出ガスに含まれる超微粒子成分に対して、最高レベルの濃度測定が可能となりました。
臭気強度は嗅覚を元にした臭気判定により確認されますが、ガスクロではガス中に含まれる有害物質濃度をppm単位の数値で測定・分析できます。
集塵脱臭装置グローバルクリーンは、排出ガスの清浄化に貢献するものですが、臭気判定に加えて、ガスクロ分析による数値データがあれば、より確かな環境対策資料にしていただけるものと思います。
ガスクロマトグラフィーによる測定にご興味ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
画期的な脱臭技術は新聞などメディアからも注目されています。
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【記事本文】
日本テストパネル(社長=浅倉重信氏、本社・大阪市旭区森小路2−2−31)は、化学工業用規格試験板・試験片・排気ガス清浄化装置の製造販売を手がけており、集塵脱臭装置「グローバルクリーン」(特許取得No.3831312)、純植物性消臭剤「NTP−F118」の販売活動を加速している。
同社の脱臭消臭事業は、集塵脱臭装置「グローバルクリーン」、無機質吸着材(セピオ吸着材)の脱臭装置・機器と、純植物性消臭剤「NTP−F118」の消臭剤で構成される。
「脱臭消臭事業の売上構成比は、昨年は10%、今年は15%と順調に推移しており、来年は20〜25%を目指す」と浅倉重信社長は語った。
集塵脱臭装置「グローバルクリーン」は、大量のヒューム、ミストを含む臭気ガスを処理するための装置。
塗料・塗装、印刷会社などで発生するトルエン、キシレンなどの溶剤の脱臭や、医療・製薬業界で発生するホルムアルデヒドの吸着に効果がある。基本的にはユーザー直販を採っているがケースにより代理店経由で販売している。
「従来、脱臭方式は燃焼方式が主流であるが、燃費やCO2排出の課題があり、CSRの観点から大企業は吸着方式のグローバルクリーンの採用が増えている。中小企業は導入コストの点から吸着材の単独購入や、純植物性消臭剤NTP−F118を購入されるケースが多い。今後はホームページからの引合いをベースにユーザーにこまめに対応をして、国内市場での販促を進めていく」と浅倉社長は説明した。 -
【記事本文】
■事業内容■ 1960年に標準試験板(テストパネル)専門会社として創業した。同パネルのトップメーカーに成長する一方で第二の柱として環境分野に進出、工場・施設の排出ガス、微粒子、悪臭を除去する環境システムのコンサルティングを手がける。
■強 み■
高性能集塵脱臭装置「グローバルクリーン=写真」(特許取得済)を核にペニー方式の電気集塵機と無機質吸着材、純植物性消臭剤など顧客に応じて組み合わせを提案する。電気集塵機はヒュームやチリなど0.01マイクロ−100マイクロメートル(マイクロは100万分の1)までの超微粒子を集塵し、無機質吸着材は1ppm濃度で活性炭の50−100倍の吸着能力。消臭剤は118種類の草木を原料に悪臭物質を分子内に包み込み中和無臭化する。
■トピックス■
「グローバルクリーン」は燃焼式に比べランニングコストが削減できメンテナンスも容易なため数十件以上の導入実績がある。樹脂の脱臭、オイルミスとの除去対策など世の中でホコリとにおいがない場所はほとんどない。実績とノウハウの積み上げで最適な組み合わせの提案に一層力を注ぐ。
■トップのひと言■
新製品の開発は3%のひらめきと97%の努力だ。時流に乗って事業を進める。微小粒子状物質(PM2.5)による大気汚染や第4の公害と言われるにおいは解決しなければいけない課題。常に情報のアンテナを張り顧客ニーズに応えたい。 -
【記事本文】
日本テストパネルは経営革新計画承認企業。同社の排ガス清浄化装置「グローバルクリーン」(特許取得済み)が好評だ。同装置はミスト、ヒュームが混在した臭気ガスの処理に最適。ミスト、ヒュームの汚染粒子は電気集塵機で捕集し、臭気ガスは吸着能力が高く、しかも再生可能な吸着材で除去するシステムで、個々の機器の特徴を最大限に生かした装置となっている。
同装置を採用すると従来の直接燃焼方式、触媒燃焼方式の処理装置より、設備、ランニングコストなどを低減できる。 -
【記事本文】
日本テストパネル(大阪)は、2段方式排気ガス浄化装置「グローバルクリーン」を好評発売している。同装置はミストなど公害を引き起こす物質の除去と悪臭を同時に除去。超微粒子を電気集塵機で集塵し、その後、吸着フィルターで吸着消臭する。同装置はフィルターの再生ができ費用が安価、設備のメンテナンスも容易。希望があればテーブルテストを実施する。 近年、環境の浄化が厳しく求められるようになってきた。大気汚染による光化学スモッグの発生、工場から排出される光化学の反応物有機溶剤などが問題になっており、生活環境を阻害する種々の悪臭の発生も問題になっている。これに伴い法規的に「炭化水素規制」「悪臭物質規制」などが制定されている。
そこで、これらの物質を外部に出さないように処理する必要がある。現状の設備では「直接燃焼法」「触媒燃焼法」「活性炭吸着法」などがあるが、いずれも設備費・ランニングコストが高く、再生が難しい。また高温ガスの排出にもつながっている。
グローバルクリーンは、これらの問題点をクリアするため、設備メーカーと消臭メーカーが共同で開発。場所を選ばす、メンテナンスが簡単である。
最大の特徴は、2段階方式により集塵と消臭を同時に行うこと。まず、ミストやヒューム、ヤニ状の物質を電気集塵機で除去。電気集塵は、コロナ放電により発生するイオンを塵やホコリなどの微粒子に付着させ、集塵部で捕集するペニー方式を採用。これにより、0.01から100μ(ミュー)までの超微粒子を集塵する。
そのあと吸着フィルターがVOC、アルデヒド類の吸着に効力を発揮する。吸着フィルターには粘土質の一種である含水ケイ酸マグネシウムを化学処理した「無機質吸着材」を使用。この無機質吸着材は、多孔質鉱物で表面積が非常に大きく脱臭剤として適している。また素材が粘土質であるため、粉末はもちろん、粒、ハニカムその他成型品の製造が容易である。ホルムアルデヒドの吸着性能は1ppm濃度で活性炭の50〜100倍もあるなど、様々なVOCの吸着に効果を発揮する。
問い合わせは同社(06-6953-1661)まで。
特許取得:特許番号3831312