集塵脱臭装置グローバルクリーン「超モノづくり部品大賞」に応募、結果報告
2011年度「“超”モノづくり部品大賞」(モノづくり推進会議様・日刊工業新聞社様主催)に
集塵脱臭装置「グローバルクリーン」で応募しましたが
残念ながら受賞には至りませんでした。
日本発明振興協会様より頂いた優秀考案賞とあわせて、
2つめの栄誉、とは残念ながらなりませんでしたが、
特許技術を使って画期的な集塵脱臭を行う装置「グローバルクリーン」を
より多くの方々に認知して頂けるように、これからも機会を見つけて
意欲的に挑戦を続けていきたいと思っております。
以下は、「“超”モノづくり部品大賞」候補申請書に記した説明内容です。
集塵脱臭装置「グローバルクリーン」の特徴を端的にまとめております。
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【申請内容ここから】
1. 部品の内容および特徴
ペニー方式による電気集塵機とセピオライト製ハニカム吸着材の組合せによる集塵脱臭装置
2. 評価項目
- (1)技術の独創性
- 油性ミスト、ヒューム及び臭気成分を混在したガス状物質をミスト、ヒュームは電気集塵機で除去し、残された臭気を吸着材で吸着する方式でほぼ同時に処理できる装置であります。
同時に処理できる独創性が認められ特許(第3831312号)を取得しております。
- (2)性能
- 油性ミスト、ヒュームの物質を電気集塵機にて除去し、電気集塵機では除去出来ないガス状の臭気成分をバインダーレス成型による比表面積の大きいハニカム状吸着材で吸着します。
吸着材の原料はセピオライト(MgO及びSiO2の混合物)で吸着のメカニズムは化学的吸着で物理的吸着でないため離れにくいという特徴を有しています。
- (3)経済性
- 直火燃焼方式、触媒燃焼方式、スクラバー方式等に比べてイニシャルコストは安く、又ランニング費用として吸着材の再生費用の安さ(イニシャルコストの約20%)、電気集塵機のユーティリティーはコレクティングセルの洗浄費がかかりますが僅かの費用で済みます。
- (4)実績の今後の普及見通し
- プラスチック加工業(マスターバッチ、コンパウンド加工)に納入実績あります。
油性ミスト、ヒュームを含んだ臭気ガスは上記プラスチック業界以外にも多数存在するものと思われ、それらの処理法として安価で取り扱いの易さ等とランニング費用の安さに加え他の脱臭装置である直火燃焼、スクラバー洗浄装置に比べて排出物(CO2,NOx排水処理等)がなく今後普及するものと予測しています。
- (5)安全性および環境への配慮
- 装置運転上は排出するものは何もなく環境面においても非常に優しい装置であります。
3. その他
主催/日本発明振興協会、後援/日刊工業新聞社大阪支社による「第30回優秀発明賞」に公募し(優秀考案賞)を受賞しています。
4. 特許関係件数
排ガス清浄化装置(集塵機能付き脱臭装置)
5. 推薦と評価
評価対象となる部品は集塵と脱臭機能を有し、常温にて処理が出来るため直火、触媒燃焼方式のように有害となるCO2、NOXガス等を排出しません。又イニシャル、ランニング費用共に安価で経済的に優れ今後も普及するものと確信しております。
【申請内容ここまで】
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集塵脱臭装置グローバルクリーンの詳しくはこちらをご覧ください。