隠ぺいパッチ(シールタイプの隠蔽力試験紙)

シール状の隠蔽力試験紙「隠ぺいパッチ」

隠ぺいパッチ

必要なサイズだけ切り離して、測定対象に貼り付ければOK。取扱の自由度が拡がった新しい隠蔽力試験紙です。隠ぺいパッチスリット入り見本

隠ぺいパッチスリットなし見本

スリット入りと、スリットなしがございます。
大きめの範囲に貼付されたい場合や、
自由なサイズでカットしてお使いになりたい場合には、
スリットなしタイプをおすすめ致します。

図柄について 掲載写真のように、縦ストライプの図柄でご用意しておりますが、斜めストライプ、ダイヤモンドストライプ、市松模様など、ご希望される図柄がございましたら、お気軽にご相談ください。

隠ぺいパッチの利用メリット

簡単でスピーディーな測定。コストを大幅に抑制できる。

塗膜厚を測定してから隠蔽力が決められていた従来の方法よりも簡単でスピーディに、JIS準拠の確かな隠蔽力測定が行えます。

  • 隠ぺいパッチは柔かく折り曲げて貼着可能。曲面にも角にもジャストフィット。
  • 従来だと測定しにくかった垂直面にもシールタイプの隠ぺいパッチは力を発揮します。
塗装の種類を選ばない あらゆる塗装の隠蔽力試験に使え、従来の試験紙では難しかったディッピング塗装においても測定可能です。
複雑な形状に対応 折り曲げやすい厚みと適度な貼着力で、垂直面や曲面、コーナー部分や逆向きに折れ曲がっている部分などにも、試験紙の大きさを自由に調整しながら貼付が可能です。
作業のスピードアップおよびコストダウン 隠ぺいパッチを貼り付けての隠蔽力試験では、目視と膜厚計で測定ができるので、測定器具を必要としません。また、目盛りごとのスリットに沿って、試験に必要な大きさを手で切り取って使えるので、オンデマンドに無駄なくすぐに試験に取りかかれます。切り取る前はシートになっているので、持ち運びにも便利です。

特許および商標登録

特許証
特許第5224562号
平成25年3月22日登録
商標登録証
商標登録第5595904号
平成25年7月5日登録
「隠ぺい力判断用の貼着型シート、およびその貼着型シートを用いた塗膜の隠ぺい力および膜厚の評価方法」 「隠ぺいパッチ」…第9類 測定機械器具、隠蔽率測定紙、温度指示用シート、発錆度測定用試験片

隠ぺいパッチは新聞などメディアからも注目されています。

  1. 「シールで複雑形状対応 塗膜厚隠蔽力試験紙を開発」日刊工業新聞 平成25年9月4日 掲載
    「シールで複雑形状対応 塗膜厚隠蔽力試験紙を開発」日刊工業新聞 平成25年9月4日 掲載

    【記事本文】 日本テストパネル(大阪市旭区、浅倉重信社長、06・6953・1661)は、シールで貼り付けるため複雑な形状でも測れる塗膜厚隠蔽力試験紙「隠ペイパッチ=写真」を開発した。従来品の試験紙の箱に同封し、顧客向けにサンプル出荷を始めた。
     同試験紙は塗料の膜が下地の色の差を覆い隠す度合いを日本工業規格(JIS)[注記:2019年7月1日より日本産業規格に名称変更]に基づき確認するもの。「隠ペイパッチ」は従来品を改良。シールタイプになり塗装品の形状に関係なく製品の塗装試験部分に貼り付けて試験ができるのが特長。また隠蔽力を目視で見た後に塗膜を測れるようになった。
     従来品は試験紙に両面テープを貼り付け代用したり塗膜を測ってから隠蔽力を決めたりしていた。従来品に比べコストや測定時間も削減した。
     JISK5600の規格の試験紙のためJISと同様の結果が即時に判明する。250度Cの高温に耐え、あらゆる塗装に使用可能。ディッピング塗装でも測れる。隠ペイパッチの横幅は任意の寸法で切断できる。

  2. 「多様な形状を計測 隠蔽力判断用シート」塗料報知新聞 平成25年9月27日 掲載
    多様な形状を計測 隠蔽力判断用シート」塗料報知新聞 平成25年9月27日 掲載

     【記事本文】日本テストパネル(大阪市旭区森小路2〜2〜31,TEL06・6953・1661)は、隠ぺい力判断用の貼着型シート「隠ぺいパッチ」を開発した。
     特許番号は5224562「隠ぺい力判断用の貼着型シート、およびその貼着型シートを用いた塗膜の隠ぺい力および膜厚の評価方法」で、登録日は平成25年3月22日。また商品登録番号は5595904で登録日は同年7月5日。
     従来品に比べた利点は、複雑な形状でも貼着型シートを貼り付けるだけで良い。JISK5600の規格通りの答えが出る。作業のスピードアップが図れる。コストが数十分の一で済む。持ち運びに便利。
     特長は、どのような形状(平面、曲面、垂直面など)でも測れる。スリット(切れ込み)が入っており、手で任意のサイズが取れる。目視で隠ぺい力を測った後で膜厚を測れば良い。コストが従来品の数十分の一。JIS規格と同じ試験紙なのでJIS規格通りの答えが即出る。あらゆる塗装に使用でき、ディッピング塗装でも測れる。測定器具は必要なく、膜厚計のみで測定できる。長さは任意の寸法で貼り付けることができる。模様は任意の絵付けができる(例‥一松模様)。
     一方従来品は、膜厚を測ってから隠ぺい力を決めていた。平面しか測れていなかった。コストが高く、試験紙の面積が大きかった。ディッピング塗装に不向きであった。
     膜厚を測る器具としてアプリケーター・ドクターブレード・バーコーダーなどの膜厚測定器具が必要で、それらの器具は全て平面用。そのため平面しか測れなかった。垂直の被塗物に塗装すると塗料の濃度によって変わるが、上部は薄く、下部は厚塗りの塗膜になる傾向があった。


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